今回は、日野自動車(羽村工場)で働いていた方に期間工体験談をいただきました。
働き始めた年齢は25歳でした。
配属工場は東京都羽村市の工場でした。
独立するという目標のために貯金したかったからです。
面接は東京都町田市の地域のコミュニティーみたいなところで行われ、かなりラフな空気で行われました。
質問内容は動機といつまで働くかと、勤務場所の希望ぐらい。
心がけたことは、満期まで皆勤で働く意思をアピールしました。
工場の人間の性質なのか、言葉数が少ない人が多かったです。ただし上司になるような人は気さくで比較的まともな人。 先進国と言われる日本でも現場は手作業が多く、最初の研修でみたビデオは東南アジアの工場かと思うぐらい、泥臭い汗だくになって働いていました。
日給は最初の半年は1万円で、半年過ぎると1万500円に増える。
入社1週間で現金で5万支給された。それから3か月ごとに6万円の慰労金が入り、1年経つと30万ぐらい手当で入った。
満期の2年で100万ぐらい満了金が入る。月の平均の手取りは20万ちょっと。長期休暇があると17万ぐらいに下がる。
かなりの重労働で関節の節々が痛むこと。ばね指になったり足裏に痛みが走る。
最初の慣れないうちは、夜勤と日勤の交代がきつく体内リズムを変えられず、日勤の時に仕事中に寝てしまいそうになるぐらい眠くなる。
慣れると不思議と夜勤の後でも次の週が日勤だと夜に眠くなり、次の週が夜勤だと夜に目が冴えてくる。
家賃、光熱費がかからないので、実質一般的な給料の手取りプラス10万相当の生活ができる。
地方の正社員よりはるかに貯金できる。手当や満了金もあるので、ほぼボーナスみたいなもの。
年収450万前後。また食堂も一食安くて200円前後なので食費もかなり抑えられる。
人間関係は淡白で、仕事中はほとんど人と話さないので人間関係でストレスがたまることはあまりなかったです。
逆に淡白すぎて、普通の会社なら怒られるようなことでも、まいっかで終わることもある。
人と接することがないので人間的に成長せず、上司からありがとうとごめんなさいと言える人間になろうと怒られている人もいました。
貯金が目標で来ているので、休日に遊びにいくことはほとんどなく、部屋でネットサーフィンをしていることが多い。
バイトをしてた時期もあったがやはり工場での疲れを回復しないと体が休まらないので、最近はネットでアンケート等でちまちま小銭を稼ぐぐらい。