期間工として働いて、他の職種で正社員として働いている人よりも多く稼いでいる人は少なくありません。
期間工はその名の通り、あくまでも決められた期間内で働くため契約社員に近いものだと言われていますが、
最近このような形態で働くことを希望する人が増えているのです。
中には工場でかなりハードな仕事を任され、期間を全うする人は多くはないという人もいますが、
果たして期間工の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。期間工の仕事は大きく2つに分けられます。
大手自動車メーカーなど自動車の車体そのものを製造しているメーカーと、それらに部品を納品するメーカーです。
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ここで説明するのは大手自動車メーカーを例にとっていますので一概には言えませんが、大方以下の通りです。
まずプレスという作業が行われます。
1,000トン以上ものプレス機などを使用して車のボディやドアなどの部品が作られます。
最近では自動で製造するケースが多くなりましたが、すべてのメーカーがそうではなく依然として人手がかかっているところも多いです。
自動化されているメーカーでは、期間工の人々は自動的に製造された製品をチェックするのが主な仕事です。
プレスの工程でつくられたボディやドアは、ゼネラルウェルディングマシンという専用の機械で接合されます。
ここでメーカーごとの車の特徴が出ると言われており、
優秀な働き手がいるメーカーではそれだけ良質なボディやドアをつくりあげることができ、
あまり経験のない作業員の場合はどうしてもマイナス面ができてしまうのです。
こちらも自動化されていることが多いですが、プレス同様に人が行っているメーカーも少なくありません。
こうして製造されるボディやドアは、いよいよ塗装の段階に入ります。
塗装は一度だけで終了するのではなく、3回塗ることで剥がれにくく良質な塗装が行われるのです。
こうしてつくられた部品はライン作業で組み立てられ、次々と流れてくる車体にこれまでにつくられた部品を取り付けていきます。
エンジンや内装などの部品を主に取り付けますが、基本的には2人以上のチームで作業します。
最後の段階では、非常に厳しい検査が行われます。
この検査がいい加減に行われてしまうと、実際に購入者が車道で走らせた際にタイヤが外れてしまったりエンジンが正常に機能しなくなり、
命にかかわる危険性があるため、専門の知識や技術を有した検査員が一台ずつ時間をかけてチェックするのです。
興味のある方は是非応募されてはいかがでしょうか。