期間工とは一定期間限定で働く従業員の事で、製造業の分野で募集されています。
代表的なのが自動車製造メーカーで、各工場が期間工を募集しています。
未経験でも働くことができ、特に若くて健康な人ならばほぼ採用されます。
一応面接はあるものの、きちんとやる気を見せていれば落とされることはありませんし、学歴も関係ありません。
ある程度歳をとった方の場合は落とされる可能性が高まりますが、
過去に経験がある人ならばそれでも採用されることはありますので、募集対象年齢内に収まっていればチャンスはあります。
期間工は非正規雇用ですが、意外と待遇が良いのが魅力です。
まず、多くのところで祝い金や満了金を用意しています。
祝い金は入社して一定期間働くと貰うことができます。
満了金は、会社ごとに決められた一定の区切りまで働くと貰うことができます。
これらは給料とは別になるので、これを含めると手取りは高くなりますので、収入アップに貢献します。
また、年収換算にすると350万円から400万円くらいにはなるので、非正規にしては高い収入を得ることが可能です。
それに残業代や夜勤手当などの各種手当が入れば、もう少し稼ぐ場合もあります。
部署によって忙しさが異なり、残業多めのところなら稼ぎが多くなりやすいです。
どこに配属されるのかは採用する側次第ですが、沢山稼ぎたい方はそれを伝えておけば、配属先を決めるにあたって考慮してもらえるでしょう。
期間工は衣食住の心配をすることもありません。
メーカー直接雇用の場合は寮があるので、働いている間はそこで暮らすことができます。
光熱費や家賃等は格安にして貰えるので、普通に家を借りるのに比べて安いです。
それでいてきちんとエアコンや冷蔵庫のついた個室となっているので、プライバシーも確保されます。
派遣会社を通した場合も派遣会社が寮を用意しているので同様です。
こちらの場合は普通のアパートを借り上げてそこを寮にしているので、普通のアパート住みと同じ感覚で暮らすことができます。
その他にもメーカーによりますが、食費補助や食堂がある所なら生活費の節約にもなり、収入の多くの部分を貯蓄にまわすことが可能です。
そのため、短期間で稼いで何かに使いたいという方が働いているケースもあります。
期間満了した場合も、更新は比較的しやすいです。
法律上非正規と扱える雇用期間に限りがあるので、2年11ヶ月が上限とはなります。
それでも他社で働くことはできますし、期間を開ければ再雇用も可能です。