今回は、日産車体(湘南工場)で働いていた方に期間工体験談をいただきました。
配属工場は湘南工場でした。
お金の為です。手取り額が魅力的でした。
なおかつ、寮は食費以外は無料なので節約が出来ると思ったからです。
本社の二階に、期間工用の面接施設と思われる場所が社内にありました。
会議室と健康診断、体力測定が行える部屋が隣り合わせになっている場所です。
数人づつグループで面接したのですが、面接官からは特別な事は質問されませんでした。
私は元気な印象を持たれる様に少し大きめの声でしゃべるようにしました。
勤務時間は朝夕の二直制でしたが、生産数が増えてからは昼夜勤の二直になりました。期間工だけまとめ配置されるわけでは無く、社員と同じ作業ラインに入れられました。20人の作業グループに5人ほど期間工がいました。
車1台あたりの持ち時間は生産台数で変化しますが2分でテレビチューナとエアコンのパイプとテールライトを左右つけるという感じです。
残業と休日出勤が無く定時のみの基本給は手取りで14万円ほどです。
車が売れなければそういう月もありました。
遅刻早退欠勤しなければその月は皆勤手当てが3万円ほど加算されました。
フル残業フル休出では最高で40万弱ほどでした。
6ヶ月ごとに満期慰労金として15万ほど支給されました。
とにかくラインの速度が速く、ついていくのがやっとでした。
足はもつれる、疲れで体がふらふらで、最初の一週間は休憩時間になったことすら気付かないほどでした。
その後は徐々に慣れましたが、慣れれば慣れるだけ仕事が増えていくのがきつかったです。
強いて言えば、一緒のラインに居た人達、社員さんや工長さん達といまだに付き合いが有る事くらいでしょうか。
毎年、戦友会みたいな感じで飲みに行ったりしてます。
仕事を覚えてミスせずにやっていれば、周りの社員さんも優しかったです。
しかし、やる気がなかったり間違いが多かったりすると死ぬほど厳しかったです。
今ほどパワハラと言うことが一般的な時代ではなかった為、使えない期間工にはあからさまな苛めはありました。
休日は寮の食事が無い為、平塚の町までバスで出かけておりました。
田舎のためあまり娯楽はなかったです。
生産台数が増えて土曜日も残業するようになってからは、疲労で日曜日を丸々寝て過ごす事になってしまいました。
コンビニに食料を買い出しにいくのが相当億劫だった思い出が残っています。